万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

部活の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ!

今日も今日で所用に構っていたらこんな時間になったが、ちょうど時間空いたので本日のブログを掲載しよう。今回は教育の話をしようと思う。自分の父が小学校の学長をしていることもあってか、昔から教育はいざ知らず特に学校に関する情報を吸収してきた。といっても、教育というのはあまりにも広いしとっつきにくいから、まずは部活というのから入っていこう。

オランダで教育を受けている方ならわかると思うが、日本とオランダでは「部活」の意味、そしてその社会的役割がだいぶ違う。わが日本学科ではそれに興味を持つ先輩もいるし、その研究をして論文を出しているものまでいる。日本人の便宜を図って説明すると、オランダ内の部活は基本学外の団体が主催するスポーツクラブのようなもので行われる。ゆえにサッカーならサッカークラブが大体各市に何個か存在し、またそれとは別にテニスや水泳、スピードスケートやボートも同様である。それを運営する人たちは大体ボランティアーでやっているが、所によると会員制でコーチを雇っている所もある。

f:id:yorozuyawakarando:20180502235950j:plain

これに対して日本で「部活」といったら、学校、もしくは教師が人材と場所を提供して生徒たちに部活を行う場を設けている、という形になる。そのため、大きな小学校でさえもオランダでは考えられないほどの敷地やグラウンド、大きな体育館を所有することはあったりする。オランダ人の感覚からするとこれはすごいことだが、日本人が逆にオランダに来れば学校の前を通ってもそれが学校であることに気づかない、という場合も現実にある。ちなみにこれは某慶応義塾大学生の言である。

そこで自分の話をすると、全く以って羨ましい、というのが第一印象なのだ。自分の部室を所有するのは中高の私が経験できなかったことだし(たまり場はあったにせよ)、日本の大学で始めてその心地よさに感心して「高校のときこういうのがあったらよかったのになぁ」と度々思ったのが本音だ。だが日本の実情を友達から聞けば、厳しい上下関係、長い練習時間などが日常茶飯事のようだから、結局は隣の芝生が青い、ということなのかもしれない。

しかしここまで書いても書き足りないのは、やっぱり憧れがあってのことと思う。自分の中高のクラブの話とか、大学でのサークル三昧名1年半だとか、残っている話題ならいくらでもありそう。でもそれらは、また別のときの話だ。