万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

配達の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ!

大学生なら誰もはいずれ「バイトしなきゃ」っていう脅迫版年にとらわれることはあるだろう。ある人は生活のため、ある人は旅行のためだけど、私はどちらかというと貯金のためにとりあえずためておきたいたちなのだ。大体は実家暮らしだが、外で飲んだり食べたりすると金なんてあっという間だから、稼げるときに稼がないといかん。それに来月から卒業した見であって、事実上一時期ニートになってしまう危機に瀕していたからそれはかなりいやだった。院までの場つなぎとしてなんとしてもアルバイト探さねば、といことになって、なぜかいつの間にか四件のバイトを掛け持ちすることになった私であるが。。

f:id:yorozuyawakarando:20180518194525j:plain

その中の一つが、週2回の配達のバイトである。配達というと新聞のイメージは色濃いが、どちらかというと私はそれ以外の全部、つまり銀行・政府・税務署からの通知、雑誌、店からの個人向けの広告、慈悲団体の印刷物等々、まさに多岐に渡る「配達物」を毎週届けているわけだ。しかも、届けるだけでなく、前もって通りと順番などの整理も含めているから、かなり配達している区画の人の名前だとか、誰がどういう雑誌を取っているのか分かってしまうからそれなりに面白い。元来私は物事を整理することを区に思わない体質だからぴったりのバイトだったかもしれない。

このバイトをどうやってやるようになったかというと、これもまた面白い話だ。実は今やっているのは自分の実家のあたりの区画一帯だから、自分の家にも配達しているわけである。1ヵ月半、その実家に届いたちらしがこのバイトの広告で、「この区画を担当してくれる新しいバイト募集中」という内容で、実際どの辺を配達するのも地図ですでに示されていて分かりやすかった。思えば各区画にそれ専用のチラシを作って配達しているわけだから巧妙な物だと思う。

しかし、ここまではいいのだけれど、条件はよくても給料が高いというのは決してない。というより、最低賃金にも満たない。どういうことかというと、毎回の配達物数をもとに前もってどれほどかかるか決めてその上で給料の計算をするけど、実際の業務時間は往々にしてそれより長いからこれがいわゆる「ブラックバイト」というのかもしれない。勿論社名はいえないのだが、最近起こった新興流通業者で瞬く間に合体したりして、オランダの配達最大手に上り詰めたものだから、おそらく社内はごたごたしているんじゃないかなって思ってしまう。決してこの手の話題に明るいわけでもないからなんとも言えないのだけれど。

郵便物にはやはりまたある種の浪漫を感じざるを得ない。バイオレット・エバーガーデン、事が収まれば最後まで見てみたいのよね。

しかし、それはまた別のときの話。