万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

長身の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ!

とりあえず、関西国際空呼応へ到着し、一息をつけるように早めの全部の準備を終えて、ゲートで待っている。しかしここまでの道程をほぼ覚えていない。なぜなら、今が普通の感覚でいえばまさに徹夜をしている最中だからである。そのためいつもよりもダラダラしてしまうし、誤字脱字も(いつもよりさらに)多いかもしれないけど、そこは御勘弁を願いたい。

とりあえず、昨日、6月1日飛行機に乗ってから、半日ぐらいが立とうとしている。少なとも、私の生体リズムでいえばそうなのだが。14時40分の飛行機が(記憶が確かならば)15時30分あたりにようやく動き出し、そこから11時間のフライトというわけだ。これでも、KLMオランダ空港の直球便であるから、前に利用したCathay Pacific や Finairなどに比べてはるかに早くて、楽なのだが、相変わらず寝付けずになんだかんだやってずっと置きっぱなしだ。結局映画三本しか見なかった(そのうち、Kediという、イスタンブールに住む野良猫たちのドキュメンタリーがとてもおすすめなのだが)し、小説も100ページぐらい読んでいて我ながら手付かずの状態に等しい。なぜ寝られないかは曖昧だが、私はやはり身長のせいだと思う。

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なぜなら、私を知らない読者諸君の便宜を図って述べると、私は187㎝という、オランダ人にしては中の上ぐらいの身長で、座ると日本人並みなのに無駄に手足が長い体の持ち主からである。このことを恨むこともあれば、同じぐらいよかったと思うのだ。
まず、目立つ。よくも悪くも。元カノに灯台と言われたことあるぐらいに、私は人込みで目立つ。もちろん、アジア限定の話だが。踊りに関しても長所とも短所とも取れて、
手足が長いおかげでどんな動きでもまじめにやれば大きいし迫力はつくけれど、逆にその気合が入っていなければまるでマリオネットが動いているようで滑稽に見えるのだ。酒を飲むときも、大体後者の方になってしまうから甚だ格好がつかない。

そして、上述の通り、狭い空間であんまり値付けられないのだ。キャプセルホテルの経験はそこまでないのだから何とも言えないが、飛行機というのは心身ともに閉鎖的空間であって、その中で休息が十分に取れるはずもない。居酒屋でも、掘りごたつほどありがたい存在はいないと常々思う。手足がでかいだけに、その自由を奪われるのが余計怖いのかもしれない。第一、4時間ぐらい座ったら私でなくとも足がしびれるのだろうけど。飛行機の中でここまでのサービスが発達してきたのはおそらく、それらの精神的ストレスを取り除くためなのだろう。心理学にはいまだに疎いのだが、このことを扱う論文があるのならぜひ紹介してもらいたいものだ。

ちなみに、本当は4本目の映画として「関ケ原」を観ようと思っていたが、あまりにも内輪ネタが多いようで途中で頭が追い付かなくなっていた。アメリカのコメディーの方がやはり入り込みやすい。

しかし、それはまた別のときの話。