万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

留学生の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ!

そして気づいたら次の昼の12時。毎日書く、というのは目標としてよいのだけれど、朝四時に疲労によろめきながら帰ってきたら「ブログ書こう!」という気持ちも削がれるというものだ。オランダ戻ってきて間もなく私のところに来たのが日本人留学生からの飲み会の誘いだった。それが機能というわけで、昨日は久しぶりにオランダにいる日本人留学生と過ごす一日になった。

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「留学」を自分の目から解析したり反省したりするのはこのブログでもたまたまできてはいるが、勿論留学するのは私ばかりではない。私と同時期に日本へ行っていろんな経験をした人もいれば、日本や韓国、もはや世界中から天下のライデン大学に集まってくる学生たちがいる。ライデン大学は設立1578年ごろという、大変由緒正しいところであって、サンスクリット語から医学、国際法学から社会学という、多方面で成功をふしている学者を有しているわけだから、留学生が集まってくるのも頷ける。

ゆえにキャンパスや大学のビルを歩けば、様々な背景を持つ彼らは常にそこにいる。いるのだけれど、これが前にも述べたとおり、同じ空間にいるだけで国際交流が生まれるはずもない。きっかけが必要なのだ。だから留学生も留学生なりの新歓を提供され、ライデンにある学生団体やスポーツ団体に入ったりする。サークルとは少し形を異にしているが、本質は一緒に集まって何か一つのことをする、というのなら一緒であろう。

実際私と彼ら日本人留学生の接点を持ったのは、二年生の前期の終わりごろだった。大学の日本人の先生が日本人・オランダ人・日本語学習者が出会える環境を設けるべく作ったのが「日本語会話クラブ」なるもので、要はオランダ人と日本人の代表となれる人材を選出し、一緒に集まって毎週集まって日本語でしゃべる集まりなわけだ。

日本人留学生はそのころ年間20人ぐらいで、今年は30人越えしたというから、それなりに当時は皆盛り上がってやったわけだけど、今年はなんだか統一の代表がなく、自分がたまに集めようと思っても思うように行かず、日本人側に任せっぱなしな部分が大きい。「今年の留学生は真面目」とよく口にしてしまうが、これはまぎれもなく褒め言葉なのだ。昨日のように人を呼んでご飯を用意して皆でわいわいしながらやるのはいい事で、大いに楽しませてもらった。

留学に行くのは誰にとってもおそらく初めてのことが多いものだし、初めての海外滞在だけでなく始めての一人暮らし、自炊、英語を使っての生活、大変なことは多かったろうとは思う。そういう姿を端から見てきた私はたまに飽きれながらも頑張りを評したいし、やっぱり今年の留学生が出て行くのは残念なことだ。友達になれなかった人も多々いる中、向こうでまた会う人がいれば嬉しいものだ。

来年度は私もライデン大学の生徒でなくただの一般人で、どこまで干渉するか、またできるかは微妙なところなのだが、留学という冒険に乗り出す人を見守っていたい気持ちはそれなりにある。そこで生まれる新しい経験もいっぱいいることだろう。

しかし、それはまた別のときの話。