万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

進路の話をしよう

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真面目な話がつついてしまうのはあれだけど、最近卒業も間近に迫ってきてやっぱりこれについては書きながら考えておきたい。正直私もゆっくり小説を読みながら酒を飲みたい。昨日も日本人留学生といろいろ話せたし、今日は今日でバイトで日が暮れたから否が応でも「これでいいのか」って思ってしまう。

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私が日本学科に入ってきた当初、正直言うと将来何がしたいとか、考えたこともなかった。むしろ勉強はできるからとりあえず行けるところまで行こう、としか考えていなかったんだろう。オランダは大学生は交通が免除され、私の代以前はまだ寄付制の奨学金もらっていたから、高三からやっていたバイトも結局週一って言う感じでだらだらと勉強してた。そこで日本学科は2年の後半、基本は学生が全員3ヶ月、または5ヶ月の留学に行く制度があり、またその後も成績いかんで1年の留学もできた。だから結局私は「まあ、できるならやっておこう。残るよりはましだ」という軽い考えで留学を二回することになった。勿論その過程では頑張ったし、将来のためになる経験もしたにはしたが、あまり能動的に決めたとはいえない。また、行けていなくても一年卒業するというだけで、特に危機感は覚えなかった。

それに対して日本人はどうだろう。人によるのだろうけど、やっぱり自分の周りの人の経験の上で話すと、かなり早い段階で車校行ったり、資格取ったりするなりして、三年生になる段階で企業研究を開始する人もいる。これはやはり就活のシステムの違いにもよるけど、自分の考えが甘かった、というのは留学に行って実感できた。「就職活動するとしても、奨学金に応募するにしても、自分で企業を立ち上げるにしても、ここからは後ろ盾はない。来年に先延ばしにすることはできない。ここで失敗したら確実にチャンスを逃すことになる」ということを。先月大学の先生との対面で段々その事実が目前にあると知って、それはもう怖かった。しかし普段からこれを避けてきた自分にとってはちょうどいい刺激なのだろう。

行動派人間へ、能動的な人生へ。学んできたことを使うのではなく、活かす。これが学部生を経て学んだ、私の将来に向けての目標。結果的に日本の院を目指すことには決めたが、胸に刻んでおきたい言葉。学部生後一ヶ月、過ごし方はほぼ決まっているが大事なのはその後。むしろこのブログを書いているのは、その第一歩かもしれない。ありがたいことに、気づけば自分の周りにはいろんな方向へ行こうとしている知り合いや友達でいっぱいだし、悩むとしても一人じゃないのはよいことだ。

しかし、それはまた別のときの話。