万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

2019-01-01から1年間の記事一覧

人権の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 日本に来て、受講している授業が全部面白くて、ためになっているかといえば、それは違うということになる。けれど、時にはものすごく刺激してくる講義もある。元々自分の中で培ってきた価値観や、最近読んだ本の内容など、色…

日光の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ 先日、日光に一泊しに行った時の話だ。王子の住まいから赤羽、栗橋を超えて、東武日光線で栃木県に初着陸。昼頃について、勿論まずは神橋を通り、東照宮を見てみたが、本命はここではない。唯一面白そうなのは17世紀にオランダ…

トルコの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! ひょんなことから、最近今までほとんどかかわりのなかった「トルコ」という国に興味を持つようになった。その直接な理由としては、ジラルデッリ=青木美由紀先生という学者が書いた、明治で建築家として活躍した伊東忠太の研…

他人事の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 日本に来てはや七ヶ月、今日授業で「これはおそらくあなたたちにとって他人事だけど」と断りを入れてから話を進める教授を聞いたら、ふとこの「他人事」という言葉に耳を傾け、そしたら授業の内容よりもずっとこっちの方が気…

ドキュメンタリーの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 4月に日本に来てから、今までの勉強してきた「日本」や「書籍史」などから少し趣向を変えて、「メディア」という分野を勉強してきた。研究分野として違う要素は色々あるが、あえて一つ上げるとしたらそれはメディアには「業…

個人史の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! いよいよ、再来週はこの名前で以て高座に上がるということになった。いや、正確にいえば「ステージ」なんだろうな。それでもたぶん当時になれば、私はその場を「高座」にしようとするのだろう。場所の名所など、多数派の認知…

生きたメディアの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 言葉は不思議なもので、文章を書くことを趣味に持った場合でも、時と場合によっては色んな環境的要素のせいで全然使わない言葉がある。また、環境が変わったせいで言葉を使わなくなったり、むしろ昔使ってた言葉を再び自分の…

旧交の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 発信を目的としたこのブログも、読み手が少ないにせよ、一か月も投稿なしというのではさすがに淋しいことである、と今心に浮かべながら久しぶりに文章を書く。思えばこの夏、文章も書かず写真もほとんどとらず、ただ徒に院試…

憲法の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 最近は夏休みに入り、来月に控えた大学院の入学試験の準備にあくせくしていながらノートを引っ張り出したり教科書を改めて読んだりしているわけで、自ずとそのような学説的な考え方が自然と施行を支配して行っている毎日であ…

最低限の文化的な生活の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 今日の話題だが、実はだいぶ前から頭の片隅で燻らせているもので、未だに整理できてないところが多々ある中、今書いてみればなにか打開策が思いつくはずだという強迫観念に取りつかれ今書いてみることにした。ある意味でいえ…

旅の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 以前には確か、旅行の話題では書いているのだけれど、今日は敢えて「旅」の話をしたいと思う。なぜなら、旅行には「行く」必要があるのに対して、「旅」はいつでもどこでもできるからだ。ただ、旅行には旅の側面が含まれてい…

境界の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 言葉に出さずとも、人間は有史以来、いや、それ以前からも「境界」というものを意識して社会生活を送ってきた。そのため、どの学問に視線を向けてもたちまちそれに関連する理論にぶつかってしまう。それはたまには夕日が水平…

また夏の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 今日はほとんどなにもせずに、ただ品川まで無駄足を踏み、やろうと思ったこと全くできずにおめおめと家に帰って、生活に必要最低限のことだけをしてきた。夏休み初日なのだからそれでもいいのだろう、とは思いながらもなかな…

雨の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 梅雨が明けようとし、今週の初めからようやく遅めの蝉時雨が到来し、まるで駄洒落のように今週私は「雨」をいつも以上に意識するようになった。思えば、昨日なんかは朝から期末試験に出かけ、家を出た時にあんなに青かったあ…

「苦手」な話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 人はみな、好き嫌いがある。そこまではっきりとしたものでなくとも、できればちょっと、とかなんとなくしないよな、とかのもの、読者諸君もみなあるはずだ。私自身はいつも胸を張って「日本で苦手な食べ物がない」と自負して…

日常の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 気が付けば7月に突進してきた私は、鈍ってきた。なにかもわーっとして、湿った空気に囲われているせいか、行動力を削ぎ落とされ、行動を起こすのではなく台本のように今まで予定していた行事を予定表通りになぞっていくだけ…

モノガタリの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 土曜日が珍しく予定なしになってしまったせいで、昨日からやりたいことを考えていた私はふと「池袋へ映画を見に行こう」と思いつく。特に理由はなかった。いや、そもそも何か行動を起こす「理由」ってなんなんだろうって、行…

ダイバーシティの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 忙しい日々の中(その忙しさの質的問題は別として)ブログを書く回数がガクンと減ってくる。上智での勉強を始めてはや二ヶ月半、今学期も終わりに差し掛かろうとしている今日この頃、大学では「ジャーナリズムとダイバーシテ…

「箱」の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 生きていく上で、私たちは本当に様々な組織に属していく。国に学校、サークルや部活、会社、近所に家族、友達グループが割と長期なグループとして、旅行だとか、バスでとか、比較的に短い時間でも他人と同じ場所で過ごしてい…

またカルチャーショックの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 外国人として母国でない国に滞在すると(この言い方はすでに重複しているように思うのだけれど)、必ずと言っていいほどカルチャーショックという現象に出遭う。文化と文化の間には生活環境によって大きな溝が生まれることが…

「モダーンタイムズ」の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 少し反則な気がするものの、どうせ書いてしまったものは自分のものなのでネットで発信しても罰は当たらない。という感じの気持ちで、今日書いた感想文を加筆修正して掲載させていただこうと思っている。ゆえに、しばしお付き…

アウトプットの話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! このブログを作ったときには、それに明確な意思があったのかどうかは一年後となって正確になぞるのは難しいけれど、正直多分なかったと言えよう。お世話になった先生が「ブログつくってみたら」という一言がよいきっかけだっ…

服の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 最初に行っておくと、私はけっしてファッションに明るいわけではない。もちろん美的な鑑賞物としては面白いと思うし、服が持っている様々な社会的役割は興味深かったりするけど、自分の服に関してはかなり無頓着だ。越してき…

建築の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 私は、自他に認める文系である。この先に何がどうなろうとも、せいぜい文武両道にしかならないし、それも甚だ怪しい。つまり、理科とか化学とか、「科」やら「化」やら「理」の付くものは、悉く苦手とする。正直、それは理論…

写真の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! ゴールデンウイークから一週間の週末、よさこいの方では6月の演舞に向けて本格的に動き出したりして、私はやはりまだ動きがいまいちついていけないから一人で練習したりすることになる。その分、週末に暇が出来て、今日はと…

手紙の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 自分はある意味、古い人間であるというか、世間一般の常識と軸が違う主務を持っていることは、おそらく日本語を勉強する前に大分理解していたことだろう。むしろ、一般的な常識で話すことが出来なかったり、周りの人たちが面…

また努力の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! おそらく半年以上前の話だろうけれど、前に一回、努力の話をここに投稿している。その時の趣旨は、記憶が確かであれば「努力している奴に死っとする暇があるなら、自分で努力しろー」という、いささかけんか腰な論調だったは…

馬鹿と利口の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 基本的には、私には文章を夜に書く習性がある。このブログが日課的な要素も含んでしまっているから、確かに夜に書いても全然問題ないし、むしろ自然な流れだ。だからと言って不文律ではないし、こういう数日開けた後の日に書…

お金の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 正直、今日ブログを書くのは止しておこうかな、と思っていた。今週はちびちびと疲労が積もり、そのわりには大学でも社交生活でも手を全く抜いていないから、今の内に休んでおいた方がいい、と。だけどそんな生活をしていたら…

探偵の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ! 先日から、私はかねてしようとしたことを決心し、上智大学のミステリー研究会に入った。小説を一杯読んだりしているけれど、その中の6割以上を占めているのは、やはりいわゆる探偵もの、推理もの、また広義でのミステリーで…