万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

旅行の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ!

考えてみると、一応自分の卒業論文のテーマである「観光」について全く触れていないように思う。これが実は6月一日に提出することになっているから、あながち今書いてもおかしくない話題なのであるが、そのまま飛び込んでまた真面目な話をしていてもつまらないようにも思う。だから今回はとりあえず旅行の話をしよう。

私は元来、旅行をしようなどと思わないような子供だった。それこそ現代っ子らしく外で遊ぶよりも家でパソコンとにらめっこしゲームしたりサーフィンしたりするのが何よりも好きだった。実際長崎へ留学に行っても、新しい環境に眼が回るほど忙しくしていて、いつの間にか5ヶ月たった頃には鹿児島以外長崎県さえも出ていない状態だった。

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もっとも、旅行をしなかったというのは間違いだ。両親などは私の生まれる二年前に中国旅行に行き、成都や北京、王道な所を大体見て回ったという。それこそ、シングルスのスキー旅行で会ったらしいのだからその子供である私が旅行が嫌いというはずもない。子供の頃はだからいろんなところを見た。大学に上がる前にはすでに西ヨーロッパの他にカナダ、アメリカ、エジプトなどを見ているものだからむしろ旅行しているほうだと思う。特に北東フランスがお気に入りで、エトルタなどが今でも思い出に残っている。

しかし去年まではどちらかというと旅行に対して消極的であったのだ。旅先についていてもゲームしたり音楽したり、疲れたときは休み、何かしたい時は近所で自転車のコースを設定してとりあえず行ってみる、みたいなスタンスが、今じゃ三週間ほどの日本旅行に一人で行こうとしているから、一年でいろんなことあるんだな、とも思う。

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去年は転機だったのだろう。長崎での八月は色々なことがあり、両親とも長崎・京都・奈良・高山・東京と見て周り、ホームステイで名古屋(正確には豊明市)と東京・横浜を見る機械が合った。そして京都に行ったら奈良、大阪、神戸がすぐそこにあって、電車一本でいけるものだからそれはそれなりに行った。それにあのころ一緒にいた子と四国旅行が刺激になったか、八月に一人で精神18切符で和歌山を巡り、三重の伊勢神宮に寄って京都に帰った時には、すっかり嵌っていた。

しかし、今でもヨーロッパを一人で旅行しようともあんまり思わない。思ったとしてもすぐに経済的な言い訳を思いつき、思いとどまる。一方オランダに留学してきた人たちの中にはともかく居る間に旅行しまくるような人もいるから、不思議な物だ。自分の国という束縛から一回自由になると、何でもできちゃうような錯覚に陥るものなのかもしれない。今年は東京と北海道、それにあわよくば佐賀にいけるが、やっぱりまだまだ羽を伸ばしてみたい気分だ。旅行とはComfort zoneから出て、日常から非日常への逃避であるから、怖さと期待が入り混じっているのは当然。次は頑張って台湾か中国にでも行ってみよう。

しかし、それはまた別のときの話。