万屋「和華蘭堂」

きまぐれに、というかその日の気分で毎日話題決めて徒然と書きます

人生設計の話をしよう

ようこそ、万屋「和華蘭堂」へ!

さて、前回から気づいたら一か月がたとうとしている。その間に何をしたのか、詳細に書こうとしたらもう5000字で収まり切れないからいつも通り、一応話題に沿いながらエピソードをはさんだりしたいと思う。今度こそまた長期的に一週間に数回投稿できるように頑張りたいとは思うけど、人生ってものはなぁー。

そう、今回はとりあえず人生が思うようにはいかない、という赤い糸を繰りながら話していこうと思う。そもそもいま日本にいることが、もちろん高校生の自分からしても想定外。勘違いされがちだけど、持論でいうとスキルというものは身に着けるものではなく、その時その時環境によって得られるものをなんとなく選んでいるだけのものだと思う。周りの人とその態度、生活圏というか行動範囲というか、選択可能なものから何となく選んでいる感じなんだろうねって。

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正直、私は日本にいて日本にいることに対して、ずっと変な意味でのコンプレックスを持っていた気がする。なんで私はここにいて、こういうことをやっている?これが私が人生でやりたかったものなのか、ここまで日本に染まってしまっていいものかって本気で悩む時期を超えながら、私は結局日本を選んでしまった。でもそれはつまり、選んでこそ今ここにいる、立派な存在意義にもなると、いつしか気づいたのだ。

東京に着いたのが四月二日だから、今からそう、二週間半ぐらいだな。その間、私は自由奔放に生きてきたけど、今一度整理をしてみよう、という気持ちはここ一週間強くなってきた。日本に対して自分がどういう期待を持ってたのか、今住んでみてどう思うのか、自分の目指す「理想の生活」に至るまでどうすればいいのかとか。

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今回日本についてみて、2月中旬までいたこともあって、そこまで日本で今すぐやりたい、ということはなかった。勿論日本酒飲んだり和食食べたり、それに季節だから桜見たりしたかったけど、むしろそれは住んでるといつでもできることだから急いでやることでもない。勢いごんで二週間の間酒池肉林を貪ってしまったけど、今から考えたらそういうことじゃないよねーって思ってしまう。

まとめると、今回日本に来たのは「日本で生活すること」がゴールというか、やりたいことなのだ。今までいやでも「留学」や「インターン」という、いやでもいずれは終わる形の生き方になってしまった。だからこそ「今しかできないこと」を中心にやってきたけど、それはつまり長期的な視点を持てないということだ。

そういえば、長崎でも京大でも、「この人たちと大学生活を送ってみたかった」という気持ちがたまたま湧いたりした。半年や一念一緒に大学やっていても、結局帰るし、後であっていてもその間溝が生まれる。その後も一緒だったんならどうなっていたんだろうな、という叶えようのない思いが胸をよぎる。

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だからこそ、今度こそ「生活」をしたかった。でも住んでみてわかる通り、生活を一から作ることは難しい。オランダで持っていた生活習慣が物理的に、時間的に、精神的に続かなかったりする。思い通りに料理を作ることは叶わないのがいい例なのかな。

それに対して、日本で新しい生活習慣、つまり毎週、毎日やることを整理するのって、案外難しいことだ。研究生という称号を与えられ、そもそも大学院のシステムをよく知らずに日本に来たから、大学がどれぐらい忙しいのかは分からない。オランダの経験が多分アテにならない。そしてそれは友達作りだとか、バイトだとか趣味だとかサークルだとかも一緒だ。

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つまり、何にどのタイミングに時間を割けるか。そしてもちろん、何に金をかけるか。これからの人生の基本的な設計図を作らないと、いつの間にか自分の人生が思っていた通りに行かなくなるという不安に駆り立てられて、今これを記す。二週間だけでも、惰性的に生活習慣が生まれる。一回生まれた習慣はなかなか消えない。だったら、今のうちに自分の欲しい習慣に繋がりそうな行動を選んでみないと、手遅れになる。そんな、見逃そうと思えば見逃せるほど、小さな不安が今体を巣食っている。

書いてみたら思いついたものだけど、どうやら私は自分の今年度の抱負を言葉に出してみたかったのかもしれない。箇条書きにしてみよう。

・自分の将来でやりたい仕事、日本の小説や文字文化を外国に報せることで収入を得ること、のためになにをするべきか大学で考え、そのために講義を受け、本を読み、論文を書き、有識者と議論すること。生活手段としてはこれが勿論最低条件だ。分野を問わず、「人生教育」をモットに生きていくこと。
・アジアを知ること。今まで日本しか見てこなかったから、台湾、中国、ベトナム、タイ、インドネシア、まずはそこら辺を体感する。言語を勉強してもよし、その国の知り合いを増やすもよし、その国の文化を見たり聞いたりして触れるのもよし。

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よさこいを再開すること。今日練習に出てみたらやっぱり楽しいし、まだまだ至れていない深みが全然あるとも思う。体も動かす、行動力も身に着く、幅広い層の知り合いが増えるから、やらない手はない。
・これら全部を通して、人と繋がること。人に発信すること。人が発信している面白そうなものをひたすら受信すること。佐賀、ライデン留学組、よさこいの面々、ライデン大学の先輩後輩、その他もろもろの知り合いや友達は絶対何か面白い行動をしてくれることを信じて、積極的に連絡取り合って「一緒に生きる」。

結果的にはエピソード少なめ、理論多めの講義のような投稿だけど、これももちろん一つの目的。人に届くような文章を書き、人と繋がるための思考を言葉にし、生きること。この文章を呼んで入ると、それはまだまだ不十分なんだろうね。完結どころか冗長的で、分かりやすいより煩雑さを極める。けど、少しずついい方向に向かっていく。

しかし、それはまた別のときの話。